幸運が舞いおりる「マヤ暦」の秘密 あなたの誕生日に隠された運命を開くカギ
- 著者:木田 景子
- 出版:株式会社青春出版社
- 発行:2018年2月1日
- 価格:1,380円+税
- 頁数:191ページ
- 評者:堀田 洋代
- 編集:スピりんく 編集部
スピリチュアルブログ版ダイジェスト
「幸運が舞いおりる「マヤ暦」の秘密」の著者は、一般社団法人シンクロニシティ研究会代表である川越宗亮氏との出会いをきっかけにマヤ暦ライフアドバイザーとして独立された木田景子氏です。著者自身がマヤ暦との出会いによって本来の自分の姿を知り、自身の天職として現在のお仕事をされています。
本書はタイトルの通り「マヤ暦」と「幸運」をキーワードにした書籍であり、著者自身の経験も紹介しつつ、マヤ暦から導かれる法則を読者の幸せに活かす方法を女性ならではの目線でわかりやすく説明したスピリチュアル本です。
マヤ暦とは4000年以上前に姿を消したマヤ民族が使っていた暦のことです。一周期が五千年を超える長期暦を含め周期の異なる約17種類もの暦があるようですが、本書では260日周期の「神聖暦(ツォルキン暦)」を使用した幸せになる方法を解説しています。
本書は幸せとは人それぞれであるから決まった形は無いと説明していますが、幸せの一例としてシンクロニシティをたくさん体感できるような「幸運体質」になることを挙げています。シンクロニシティとは、カールユングが提唱した言葉で「意味のある偶然の一致」「共時性」などといわれ、想いと実際の現象のタイミングが合う、噛み合うというような状態のことです。また、「好き!」という感情が生じている時のようなエネルギー、パワーを感じられることを挙げています。これらはマヤ暦を読み解くことによって本来の自分や他人との関係性を知り、宇宙の流れに沿って行動をすることで得られるものであり、幸せに通じる生き方であると説明しています。
マヤ暦(神聖暦)では、260日周期で繰り返される日のことをKIN(キン)といい、260日周期で繰り返されるサイクルの初日をキン1といい最終日をキン260という言い方で表しています。太古の昔から繰り返されている周期に従って毎日キンが変わっているわけですが、この周期に従って自身の誕生日が260種類あるキンの何れに該当するかが分かるわけです。本書では生年月日から自身のキンを知ることが出来る表が用意されており、この表を使って自身のキンを知ることができるようになっています。
260種類あるキンは、20種類からなる「太陽の紋章」と13の「音」の組み合わせによって表されるようになっており、さらに13個のキン(キン1~13、キン14~26・・・)毎に割り当てられた「ウェイブ・スペル」を持っています。これら「太陽の紋章」、「音」、「ウェイブ・スペル」によって特定されたものが、その人本来の姿として詳しく解説されています。
目次
- プロローグ
- 第一部 マヤ暦が教えてくれる幸せの法則
- 第二部 20種類の「太陽の紋章」で、本当の自分を見つけよう!
- 第三部 マヤ暦から読み解く、あなたの人間関係
- 第四部 あなたの人生の道しるべとなる「4つの時代」とは
- エピローグ
- 巻末付録
一言コメント
人には本来あるべき姿がある。本書は「神聖暦(ツォルキン暦)」と言われるマヤ暦を利用して人が幸せになる方法を解説したものです。あなたがこの本に出会ったのはこの本にご縁があるから。あなたの体を使って現世に現れた魂の目的(宿命)を知るためかもしれません。
注目の文章ピックアップ
・一言で言うと、「本来の自分の姿を知る」。
・本来の自分の姿を知ることは、宇宙の流れを知ること。それに従って生きていくと、偽りの自分から本当の自分に近づくことができます。その時、引き寄せが変わり、出会いが変わり、様々な問題が解消されるのです。
・それは、もしかすると、本来持って生まれたあるべき姿と、今の状態が少しずれているだけなのかもしれません。
・そして、本来の自分の姿を知ることで、自分の立ち位置がわかり、言動が変わり、その結果、引き寄せるものが変わり、人生も変わりました。
・天職というのはやればやるほど元気になり、やればやるほど拡がるものだと思っています。まさにマヤ暦と共に生きることは私の天職だったのです。
・マヤ暦の特筆すべき点は、親子や兄弟などの家族関係から職場の関係、友達、恋愛などの「関係性」が驚くほど紐解けるということです。ですのでマヤ暦を知ることで、人間関係の悩みも激減します。
・マヤ暦を通じて自分の本質を知り、人間関係が良好になれば、次々と幸運が舞いおりてくるのは当然のことかもしれませんね。
・生年月日がわかれば、あの人との関係性まで見えてくる。
・それぞれの時代の過ごし方を意識して魂の成長を楽しんでいただきたいと思います。
・マヤ暦が、皆様にとっての幸運への道しるべとなりますよう、心から願っています。